中国版芬达“北冰洋”的人气复活,成为国民果汁的理由
2021-03-17 玉子家 27907
正文翻译
中国版ファンタ「北冰洋」の人気が復活し、国民的ジュースになった理由

中国版芬达“北冰洋”的人气复活,成为国民果汁的理由


● 中国版ファンタオレンジが急成長 酒を飲めない人の定番「北冰洋」とは

●中国版芬达急速成长 不能喝酒的人的经典“北冰洋”是?
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「北冰洋」と聞いて、ピンと来ない読者も多いかと思う。それはオレンジ味の「中国式ファンタ」ともいうべきジュースだ。筆者が酒を飲めない中国人の友人と食事をするとき、彼らはコーラやスプライトを注文することが多かった。だが最近は「北冰洋」を注文する人もいる。
筆者はジュースよりも酒をひいきにすることが多いので、中国産のジュースについては詳しくなかった。「80後」の中国人の友人によると、「北冰洋」は北京で有名なブランドで、小さい頃、よく飲んだそうだ。筆者も飲んだことがある。

听到“北冰洋”的话,我想很多读者都无法理解。这是一种橘子味的“中国式芬达”果汁。笔者和不会喝酒的中国朋友吃饭的时候,他们经常点可乐和雪碧。但是最近也有人点“北冰洋”。
笔者比起果汁更喜欢喝酒,所以对中国产的果汁不太了解。据80后的中国朋友说,“北冰洋”是北京有名的品牌,小时候经常喝。笔者也喝过。

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北京に滞在したことのある読者はよくご存じかもしれないが、中国には「老字号」といわれる伝統あるブランドがある。これは政府機関によって認定された老舗企業の称号で、北京の例で言えば、お酒は「紅星」、パンは「義利」、ジュースは「北冰洋」、中国菓子は「稲香村」といったものがある。
中国も「老字号」の重要性を認識しており、全人代の「政府活動報告」にも「老字号」を重視することが盛り込まれている。
ここで挙げたものは最もポピュラーなものだが、中国の人々、特に年配の人はブランドを気にする。北京の人と一緒に酒を飲むとき、「紅星」が出てくることが多い。また、朝食に「義利」のパンを食べる人もいる。「北冰洋」は夏の定番料理「涼皮」を食べるときなどに飲むことが定番になっている。

如果有读者在北京住过,那可能会很熟悉,在中国有很多被称为“老字号”的传统品牌。这是认定的老字号企业的称号,就北京的例子来说,酒是“红星”,面包是“义利”,果汁是“北冰洋”,点心是“稻香村”。
中国也认识到“老字号”的重要性,在“政府活动报告”中也加入了重视“老字号”的内容。
这里列举的是最流行的,但是中国人,特别是上了年纪的人比较在意品牌。和北京人一起喝酒的时候,经常出现“红星”。另外,也有人早餐吃“义利”面包。“北冰洋”在夏天喝,搭配上夏天的料理“凉皮”,算是一个经典组合了。

北京の人たちに馴染みの深い「北冰洋」。一時期はあまり見かけなかったが、「復活」を遂げてスーパーでも普通に売っている。コカコーラやペプシコーラのシェアがまだ中国市場で幅を利かせているが、「北冰洋」は中国を代表する飲み物の1つとして存在感を徐々に増している。なぜ「北冰洋」は復活を遂げたのだろうか。
「北冰洋」は60年以上の伝統がある。中国の炭酸飲料産業は歴史が古く、1920年につくられた瀋陽八王子汽水(ソーダ)、1927年に成立した上海正広和、1928年に成立した華洋汽水廠が中国で最も早い炭酸飲料メーカーだ。
当時の炭酸飲料メーカーは外国との交流が多かった沿海地域に多かった。「北冰洋」は1951年に成立し、中国の八大炭酸飲料メーカーの1つだった。中でも有名だったのは、華洋と北冰洋だった。

北京人熟悉的“北冰洋”。虽然有一段时间没怎么看到,但是实现了“复活”,在超市也很普通地卖。虽然可口可乐和百事可乐的市场占有率还在中国市场上占有率很高,但是“北冰洋”作为中国代表性饮料的一种,其存在感也在慢慢增加。为什么“北冰洋”会复活呢。
“北冰洋”有60多年的传统。中国的碳酸饮料产业历史悠久,1920年建成的沈阳八王子汽水(苏打)、1927年成立的上海正广和、1928年成立的华洋汽水厂是中国最早的碳酸饮料生产商。
当时碳酸饮料的制造商多在与外国交流多的沿海地区。“北冰洋”成立于1951年,是中国八大碳酸饮料制造商之一。其中最有名的是华洋和北冰洋。

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「北冰洋」は1954年には周辺の都市にも商品を提供するようになり、その後生産が拡大し、特に改革開放後に大きく成長した。
1980~90年代にペプシコーラやコカコーラが中国に入ってきて、「北冰洋」は外国ブランドとの競争に晒された。そういう状況下で、1985年~88年の3年間で1300万元もの利潤を生み出し、中国で売れ行きのよい炭酸飲料となった。
また「北冰洋」は、「第1回春節聯迎晩会(旧暦の大晦日に中国で放送される、日本の紅白歌合戦のような番組)」でゲストの座るテーブルに置かれ、文字通り中国で有名な炭酸飲料だった。

“北冰洋”于1954年开始向周边城市提供商品,之后生产扩大,特别是在改革开放后得到了很大的成长。
1980~90年代百事可乐和可口可乐进入中国,“北冰洋”暴露在与外国品牌的竞争中。在这种情况下,1985年~88年3年间产生了1300万元的利润,在中国成为畅销的碳酸饮料。
此外,“北冰洋”在“第一届春节联迎晚会(旧历除夕在中国播出的类似日本红白歌会的节目)”上被放在嘉宾席上,正如字面意思,是中国有名的碳酸饮料。

● ペプシとの合弁から解き放たれ 中国を代表する飲み物に

●从和百事的合并中解放出来,成为中国代表性的饮料

そんな「北冰洋」にも転機が訪れる。1994年、中国企業の「合弁ブーム」の中で「北冰洋」もペプシコーラと合弁した。それは他の地域のジュース製造企業も同じだった。中国メディアの報道によると、それは外国企業の経営管理方式などを学ぶ目的もあったという。
だが、1月5日付のWeChatの「インターネットの話」と題したメールマガジンによると、当時「北冰洋」は「ペプシコーラの傀儡」となっており、同社の「セブンアップ」と「ミリンダ」しか生産ラインで扱えなかったという。
2007年から「北冰洋」はペプシコーラ側と交渉し、2011年に独自の経営権を勝ち取り、独自の商品を生み出せるようになった。改革開放後の同社の歩みは、中国の改革開放のプロセスを見ているようだ。

这样的“北冰洋”也迎来了转机。1994年,在中国企业的“合资热潮”中,“北冰洋”也与百事可乐合并。和其他地区的果汁制造企业一样。据中国媒体报道,这是为了学习外国企业的经营管理方式等。
但是,根据1月5日微信的以“互联网话题”为题的邮件杂志,当时“北冰洋”是“百事可乐的傀儡”,只能在生产线上处理该公司的“七喜”和“美年达”。
从2007年开始,“北冰洋”和百事可乐方面进行了交涉,2011年获得了独自的经营权,生产出了独自的商品。从该公司改革开放后的步伐,似乎看到了中国改革开放的进程。

● 「量」から「質」へ 改革開放の波は飲料市場にも

●从“量”向“质”的改革开放浪潮对饮料市场也有影响
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中国における改革開放は、国の経済レベルを上げるため、経済特区に外国企業を誘致し、外国の良い点を学ぶことが目的だった。そのため、当時、市場経済を取り入れ、人々のやる気を引き出した。また、外国企業の利点を取り入れて非効率な国有企業の改革を断行した。
改革開放政策は、外資誘致によって国の生産力を上げることに重点が置かれているので、「外資頼み」だという見方もできる。筆者が90年代終わりに参加した中国経済をテーマにした研究会では、「中国は外資の導入ばかり考えていて、中国の民族企業は発展しないのではないか。自力更生も必要ではないか」という意見を言った参加者がいたのを覚えている。

中国的改革开放,目的是为了提高国家的经济水平,在经济特区吸引外国企业,学习外国的优点。因此,当时引入了市场经济,激发了人们的干劲。此外,他还吸收外国企业的优势,坚决进行了低效国有企业的改革。
改革开放政策的重点在于通过招揽外资来提高国家的生产力,所以也有人认为这是“依靠外资”。笔者在90年代末参加的以中国经济为主题的研究会上说:“中国如果只考虑引进外资,那么中国的民族企业是不会发展的。应该也需要自力更生吧”。

そのときは、そういう考え方もあるのかと聞き流していたが、確かに今の中国は「外資頼み」から「自力更生」になりつつある。イノベーション面などで「自力更生」という言葉が見られるようになった。
現在の中国は生産力が向上し、世界経済に大きな影響を与えるまでになっている。中国独自のブランドが出てきて実力がついてきているのも、改革開放が深化している証拠だと言える。イノベーション面は政府の後押しもあって、中には世界レベルに達している技術もある。
携帯電話を例にとると、普及した当初はモトローラーやノキアなど外国製を使う人が多かった。これまでは「中国製=粗悪品」という観念が人々の頭にあって、中国製よりも外国製を選ぶ消費者が少なくなかったのだ。

那个时候,我就一直听说有这种想法,确实现在的中国正在从“依靠外资”变成“自力更生”。自从近年以来,在革新等方面出现了“自力更生”一词。
现在的中国生产力提高,对世界经济产生了很大的影响。中国独自的品牌出现,实力增强,也可以说是改革开放深化的证据。创新方面有政府的支持,其中也有达到世界水平的技术。
以手机为例,刚普及的时候,使用摩托罗拉、诺基亚等外国产品的人很多。至今为止,人们头脑中都有“中国制造=劣质品”的观念,比起中国制造,选择外国产品的消费者不在少数。

筆者が2014年に日本のある経済学者と交流したとき、「中国の携帯はまだまだで、人々は外国製を選ぶだろう」という話を聞いた。だが、その学者の予想に反して、今は競争の激化やイノベーションが進んだことにより、中国製を選ぶ消費者も少なくない。
中国は数年前に「新常態」(ニューノーマル)という言葉をよく使っていた。経済成長の停滞をごまかすための方便という見方もあるが、それは一面的な見方だ。改革開放が「量から質へ」という新たな段階に入ったと理解するのが妥当だろう。この段階は「自力更生」を基本として、外国からのサポートなどを付け足しにするという形で、経済発展を促していくだろう。

笔者在2014年与日本某位经济学家交流时,听说“中国的手机还差得远,人们应该会选择外国产品吧”。但是,与那位学者的预想相反,现在随着竞争的激化和创新的推进,选择中国制造的消费者也不在少数。
中国几年前经常使用“新常态”这个词。也有人认为这是为了掩饰经济增长停滞的权宜之计,但这是片面的看法。理解改革开放进入了“从量到质”的新阶段是妥当的吧。这个阶段以“自力更生”为基础,辅以外国支持等为形式,在进行经济发展的促进。

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● 「北冰洋」が復活を遂げ 進化を続ける2つの理由

●“北冰洋”复活并持续进化的两个理由

「北冰洋」が「復活」を遂げたのは、なにも中国のブランドを保護して、外国のそれを駆逐しようという政治的意図があるというわけではなく、次に述べる2つの理由があるからだと筆者は考える。
1つ目の理由は、競争の激化によって伝統的なブランドの商品も高度化してきたからだ。改革開放は人々の生活を豊かにし、モノの選択肢を広げた。選択肢が多くなったことは、必然的に外国ブランドとの競争を意味する。だから、中国の伝統的ブランドも消費者に選ばれるようにするため、高度化する必要がある。
1月28日付の『中国新聞網』の記事は、中国の有名なリサーチ会社「iiMedia Research」のデータを引用して、2019年の中国の炭酸飲料市場の年平均成長率は2%で、同産業の成長が頭打ちになっていると報じた。そうした環境変化もあり、「北冰洋」は中国式ファンタとは別の商品も売り出した。このように、市場の新しい変化に合わせて新商品を生み出す柔軟な姿勢が、「北冰洋」が「復活」を遂げた大きな理由だと思う。

笔者认为,“北冰洋”之所以“复活”,并不是因为有保护中国品牌、驱逐外国品牌的意图,而是因为有以下两个理由。
第一个理由是,随着竞争的激烈,传统品牌的商品也高度化了。改革开放丰富了人们的生活,扩大了人们的选择。选择项变多了,必然意味着与外国品牌的竞争。因此,为了让中国的传统品牌也能被消费者所选择,有必要进行高度化。
1月28日的《中国新闻网》报道,引用了中国著名的调查公司“iMedia Research”的数据,报道了2019年中国碳酸饮料市场的年平均增长率为2%,同产业的成长达到了顶点。由于环境的变化,“北冰洋”也推出了与中国式芬达不同的商品。像这样,配合市场的新变化而产生新商品的灵活姿态是“北冰洋”实现“复活”的最大理由。

2つ目の理由は「懐古主義」だ。経済社会が発展し始めたときは、外国のものを珍しく感じる人が多いが、社会の発展がある段階に達すると、昔のものが懐かしくなる。たとえば、中国では中秋節に「月餅」を食べる習慣があるが、年配の中国人に言わせれば「昔食べたものと違う」と言い、「あのときのような月餅は、もう食べられないだろうな」とよく言う。
また、昔売り出されていたお菓子を見つけると、「懐かしいな。まだあったんだ」と懐かしそうな表情を見せる。前述のように、「80後」の友人や60年代、70年代に生まれた人にとって、「北冰洋」は「懐かしい飲み物」であり、「飲むと昔を思い出す」ものだ。こういう「懐古主義」が「北冰洋復活」を後押しした側面もあると筆者は考える。
このように、改革開放と似通った道を歩んできた「北冰洋」だが、外国のジュース、さらにはタピオカミルクティーなどの飲料との競争の中で、進化を続けている。今後も中国の伝統的ブランドとして、市場ニーズに応えつつ、「懐かしい飲み物メーカー」にとどまらずに、時代にあった新製品を生み出していくのではないかと思う。

第二个理由是“怀旧主义”。经济社会开始发展的时候,很多人会觉得外国的东西很稀奇,但到了社会发展的某个阶段,就会怀念过去的东西。比如,在中国中秋节有吃月饼的习惯,但是对年长的中国人来说,“和以前吃过的不一样”,经常说“像当年那样的月饼,已经吃不到了吧”。
另外,看到以前卖的点心时,很多人会说“好怀念啊,居然还有在卖呢”。如上所述,对于“80后”的朋友、60年代、70年代出生的人来说,“北冰洋”是“令人怀念的饮料”,“喝了就会想起从前”。笔者认为,这种“怀旧主义”也有助于“北冰洋复活”。
像这样走过了与改革开放相似道路的“北冰洋”,在与外国的果汁,甚至是珍珠奶茶等饮料的竞争中,继续进化着。今后,作为中国的传统品牌,在满足市场需求的同时,不只是“令人怀念的饮料制造商”,而是生产出符合时代的新产品。

评论翻译
北冰洋を普通に売ってるのは北京くらいで、他の都市では探さないとなかなか売ってないですよ、国民的飲料は言い過ぎかな。
ただ、冰峰、亚洲沙士、八王寺、北冰洋のようなご当地飲料は各地にあって、近年再注目されてきているのは確かですが。

一般卖北冰洋的只有北京,其他城市不找的话是很难买得到的,说是国民饮料就有点太过了吧。
但是,像冰峰、亚洲沙士、八王寺、北冰洋这样的当地饮料在各地都有,近年来确实再次受到关注。

広い中国ではあるが、少なくとも「国民的」と言うには、広範な地域で販売してないと言えないんじゃないかな?広州や上海や武漢で売ってるの?

毕竟是广阔的中国,要说“国民性”的话,至少得是在广大的地区贩卖的吧?在广州、上海、武汉有卖吗?
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別に中国を悪く書いている記事じゃないけど、
日本の中国に関する記事はやっぱでたらめだよ。上海、寧波、杭州の3都市にいたけど見たことない。普通にコーラ、ファンタがメインで売られてるよ。「凉皮」が夏に食べられる???
年中食べるわwww漢字見てそう思っただけだろ。

虽然不是写中国不好的报道
但是日本写的关于中国的报道果然是胡说八道。我在上海、宁波、杭州三个城市都没见过这东西。一般以可乐、芬达为主。正如夏天吃凉皮一样???
凉皮一年四季都会吃的hhh只是你看到汉字就望文生义而已的吧。

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