
正文翻译

お花見をする中国人が多い理由
東京都内では桜が満開となり、この週末はお花見を楽しんでいる人が多いようだ。東京の名所として知られる上野公園、新宿御苑、千鳥ヶ淵、目黒川沿いなどには大勢の人が繰り出しているが、通りすぎる人の中に「中国人が多い」と感じた人も多かったのではないだろうか。
中国の北京や上海などでは、今年は1週間以上前に桜は満開となり、いまは八重桜の季節に移っているが、ここ数年、中国国内でもお花見は大ブームとなっており、「爆花見」といえるような現象が起きているのだ。
その理由は、①爆買いブームとなった2015年以降、訪日旅行で日本のお花見を体験して、そのすばらしさを知ったこと、②ウィーチャットなど中国のSNSの発達により「映え」を意識し、SNSで桜の写真を撮ってシェアする人が増えたこと、③この十数年、中国国内にもたくさんの桜の木が植えられるようになり、それが育ってきて観光名所となっていること、④花見をする精神的な余裕ができたこと……など数々あるが、筆者は最近、別の理由もあることに気がついた。
为什么有这么多中国人赏樱?
东京的樱花已全面盛开,这个周末,许多人都在尽情享受赏樱的乐趣。在上野公园、新宿御苑、千鸟渊、目黑川等东京著名赏樱地,人群熙熙攘攘。许多人可能会注意到,身边经过的不少都是中国游客。
在中国,北京、上海等地的樱花早在一周前就已盛开,如今正是赏八重樱的季节。近年来,赏樱在中国国内也掀起了一股热潮,甚至出现了“爆赏花”现象。
这背后的原因有很多,包括:
2015年“爆买”热潮兴起后,许多中国游客在访日旅行中体验到日本的赏樱文化,并深刻感受到其魅力。
微信等中国社交媒体的发展让“拍照打卡”成为流行趋势,越来越多的人喜欢拍摄樱花并分享到社交平台。
过去十几年间,中国各地种植了大量樱花树,如今这些樱花树已成长为新的旅游景点。
人们的生活水平提高,有了更多精神上的余裕来享受赏花的乐趣。
不过,笔者最近还发现了另一个关键原因。
中国国内もお花見ブーム 日本でガチ中華が流行ったのと同じ理由で中国人も「爆花見」するように
中国国内也迎来赏樱热潮:中国人“赏花热潮”与日本“正宗中餐热潮”出现的相同原因
中国国内也迎来赏樱热潮:中国人“赏花热潮”与日本“正宗中餐热潮”出现的相同原因

お花見をする中国人が多い理由
東京都内では桜が満開となり、この週末はお花見を楽しんでいる人が多いようだ。東京の名所として知られる上野公園、新宿御苑、千鳥ヶ淵、目黒川沿いなどには大勢の人が繰り出しているが、通りすぎる人の中に「中国人が多い」と感じた人も多かったのではないだろうか。
中国の北京や上海などでは、今年は1週間以上前に桜は満開となり、いまは八重桜の季節に移っているが、ここ数年、中国国内でもお花見は大ブームとなっており、「爆花見」といえるような現象が起きているのだ。
その理由は、①爆買いブームとなった2015年以降、訪日旅行で日本のお花見を体験して、そのすばらしさを知ったこと、②ウィーチャットなど中国のSNSの発達により「映え」を意識し、SNSで桜の写真を撮ってシェアする人が増えたこと、③この十数年、中国国内にもたくさんの桜の木が植えられるようになり、それが育ってきて観光名所となっていること、④花見をする精神的な余裕ができたこと……など数々あるが、筆者は最近、別の理由もあることに気がついた。
为什么有这么多中国人赏樱?
东京的樱花已全面盛开,这个周末,许多人都在尽情享受赏樱的乐趣。在上野公园、新宿御苑、千鸟渊、目黑川等东京著名赏樱地,人群熙熙攘攘。许多人可能会注意到,身边经过的不少都是中国游客。
在中国,北京、上海等地的樱花早在一周前就已盛开,如今正是赏八重樱的季节。近年来,赏樱在中国国内也掀起了一股热潮,甚至出现了“爆赏花”现象。
这背后的原因有很多,包括:
2015年“爆买”热潮兴起后,许多中国游客在访日旅行中体验到日本的赏樱文化,并深刻感受到其魅力。
微信等中国社交媒体的发展让“拍照打卡”成为流行趋势,越来越多的人喜欢拍摄樱花并分享到社交平台。
过去十几年间,中国各地种植了大量樱花树,如今这些樱花树已成长为新的旅游景点。
人们的生活水平提高,有了更多精神上的余裕来享受赏花的乐趣。
不过,笔者最近还发现了另一个关键原因。
コロナ禍の影響で流行ったもの
それはコロナ禍による影響だ。2020年初めからの新型コロナウイルスの流行で、中国人は海外旅行に行けなくなった。むろん、世界中の人の往来、海外渡航も数年間ストップしたのだが、それにより、疑似海外旅行体験のようなものが各国のなかで増えた。そのひとつが、中国では日本料理ブーム、日本ではガチ中華ブームだ。
筆者は当時、記事を書いたことがあるが、北京や上海などの大都市では「おまかせ(omakase)」料理などを提供する店が急速に増えた。高級食材を使った料理や、日本の家庭料理など、従来の「なんちゃって日本風料理」よりも本格的な料理店が増えたのだ。日本に旅行に行けないのなら、せめて国内で本場に近い、美味しい日本料理を食べたいと思う人が増えたのがひとつの理由だ。
受疫情影响而兴起的潮流
这个原因正是新冠疫情带来的影响。2020年初,新冠疫情爆发后,中国人无法出国旅行。全球旅行中断的几年间,各国都开始流行起“模拟海外旅行”体验。在中国,日本料理成为热潮;在日本则是“正宗中餐”的兴起。
原创翻译:龙腾网 https://www.ltaaa.cn 转载请注明出处
それはコロナ禍による影響だ。2020年初めからの新型コロナウイルスの流行で、中国人は海外旅行に行けなくなった。むろん、世界中の人の往来、海外渡航も数年間ストップしたのだが、それにより、疑似海外旅行体験のようなものが各国のなかで増えた。そのひとつが、中国では日本料理ブーム、日本ではガチ中華ブームだ。
筆者は当時、記事を書いたことがあるが、北京や上海などの大都市では「おまかせ(omakase)」料理などを提供する店が急速に増えた。高級食材を使った料理や、日本の家庭料理など、従来の「なんちゃって日本風料理」よりも本格的な料理店が増えたのだ。日本に旅行に行けないのなら、せめて国内で本場に近い、美味しい日本料理を食べたいと思う人が増えたのがひとつの理由だ。
受疫情影响而兴起的潮流
这个原因正是新冠疫情带来的影响。2020年初,新冠疫情爆发后,中国人无法出国旅行。全球旅行中断的几年间,各国都开始流行起“模拟海外旅行”体验。在中国,日本料理成为热潮;在日本则是“正宗中餐”的兴起。
原创翻译:龙腾网 https://www.ltaaa.cn 转载请注明出处
当时,笔者曾撰写相关文章,提到北京、上海等大城市的“おまかせ(omakase)”日料店迅速增加。无论是使用高级食材的料理,还是地道的日本家庭料理,都比以往“日式风格”的料理更为正宗。由于无法前往日本旅行,越来越多中国人开始寻求国内更接近正宗的日本料理店。
一方、東京でも、ここ数年流行っているもののひとつに「ガチ中華」がある。「日本風にアレンジしていない、本場中国の料理」のことだが、東京・池袋、上野、新宿、高田馬場などには、これまで日本人にあまり馴染みのなかった湖南料理、貴州料理、火鍋、ウイグル料理、四川料理、ビャンビャン麺などの店が続々とオープンした。中国発の軽食チェーン店、中華系スィーツ、中華系ドリンク店なども多数オープンして、店内に入ると「ここは中国だろうか?」と錯覚するほどだ。
こうした店の顧客の多くは在日中国人だが、中華料理好きな日本人や、以前中国に駐在していた日本人も「懐かしい」「食べてみたい」と足を運ぶようになった。中国出張や中国旅行ができなくなった人が「日本風の中華ではなく、せめて本場に近い中華料理を食べたい」と思うようになったことが、ガチ中華ブームを後押ししている。
另一方面,在东京,近年来掀起了一股“正宗中餐”热潮。所谓“正宗中餐”,指的是没有经过日式改良、保持原汁原味的中国料理。在池袋、上野、新宿、高田马场等地,不仅有湖南菜、贵州菜、火锅、维吾尔料理、四川菜、biangbiang面等餐馆相继开业,还有许多来自中国的轻食连锁店、中式甜品店、中式饮品店等,让人走进店内有种“这真的是在日本吗?”的错觉。
这些店的主要顾客是旅日华人,但也有不少喜欢中餐的日本人,尤其是曾在中国工作或旅行过的日本人,他们怀念地道的中国味道。由于无法前往中国旅行,他们希望在日本也能吃到原汁原味的中餐,这股需求正是“正宗中餐”热潮的推动力。
一方、東京でも、ここ数年流行っているもののひとつに「ガチ中華」がある。「日本風にアレンジしていない、本場中国の料理」のことだが、東京・池袋、上野、新宿、高田馬場などには、これまで日本人にあまり馴染みのなかった湖南料理、貴州料理、火鍋、ウイグル料理、四川料理、ビャンビャン麺などの店が続々とオープンした。中国発の軽食チェーン店、中華系スィーツ、中華系ドリンク店なども多数オープンして、店内に入ると「ここは中国だろうか?」と錯覚するほどだ。
こうした店の顧客の多くは在日中国人だが、中華料理好きな日本人や、以前中国に駐在していた日本人も「懐かしい」「食べてみたい」と足を運ぶようになった。中国出張や中国旅行ができなくなった人が「日本風の中華ではなく、せめて本場に近い中華料理を食べたい」と思うようになったことが、ガチ中華ブームを後押ししている。
另一方面,在东京,近年来掀起了一股“正宗中餐”热潮。所谓“正宗中餐”,指的是没有经过日式改良、保持原汁原味的中国料理。在池袋、上野、新宿、高田马场等地,不仅有湖南菜、贵州菜、火锅、维吾尔料理、四川菜、biangbiang面等餐馆相继开业,还有许多来自中国的轻食连锁店、中式甜品店、中式饮品店等,让人走进店内有种“这真的是在日本吗?”的错觉。
这些店的主要顾客是旅日华人,但也有不少喜欢中餐的日本人,尤其是曾在中国工作或旅行过的日本人,他们怀念地道的中国味道。由于无法前往中国旅行,他们希望在日本也能吃到原汁原味的中餐,这股需求正是“正宗中餐”热潮的推动力。
コロナ禍でお花見に目が向くように
こうした現象と同じ理由で、中国国内のお花見ブームも起きているのではないか、と筆者は感じている。
コロナ禍で中国人は日本旅行に行けなくなり、お花見の本場だと中国人が認識している「日本でのお花見」もできなくなった。むろん、中国国内でもゼロコロナ政策により移動を厳しく制限されたことで、お花見はほとんどできなかった。しかし、その間にもSNSはどんどん発達し、2010年代から中国各地で植樹された桜は成長、各地に新しい桜の名所ができてきた。
そこで、「日本でお花見できないのなら、せめて中国でお花見をしたい」と思った人々が、国内の桜の名所を訪れるようになり、コロナ禍が収束しても、同様の現象がずっと続いているということだ。
以前ならば、北京の玉淵潭公園や武漢の武漢大学などの知名度が高いため、そこに観光客が集中したが、近年では貴州省の貴安新区(約70万本)、貴州省安順市、福建省竜岩市などの比較的新しい名所にも押し寄せるようになった。
因疫情而关注赏樱
笔者认为,中国国内的赏樱热潮,可能与上述现象有着相同的原因。
疫情期间,中国人无法前往日本旅行,也就无法在他们心目中的“赏樱圣地”——日本体验赏樱。此外,由于中国实行严格的“清零政策”,国内旅行也受到限制,许多人几乎无法出门赏樱。然而,在这段时间里,社交媒体不断发展,而2010年代起在中国各地种植的樱花树也逐渐成长,新的赏樱胜地陆续出现。
于是,许多原本计划去日本赏樱的人,转而选择在中国国内欣赏樱花。即便疫情结束后,这一趋势依然持续。过去,北京的玉渊潭公园、武汉大学等知名赏樱地是游客最常去的地方,而近年来,贵州省贵安新区(约70万棵樱花树)、贵州省安顺市、福建省龙岩市等相对较新的赏樱胜地也开始吸引大量游客。
こうした現象と同じ理由で、中国国内のお花見ブームも起きているのではないか、と筆者は感じている。
コロナ禍で中国人は日本旅行に行けなくなり、お花見の本場だと中国人が認識している「日本でのお花見」もできなくなった。むろん、中国国内でもゼロコロナ政策により移動を厳しく制限されたことで、お花見はほとんどできなかった。しかし、その間にもSNSはどんどん発達し、2010年代から中国各地で植樹された桜は成長、各地に新しい桜の名所ができてきた。
そこで、「日本でお花見できないのなら、せめて中国でお花見をしたい」と思った人々が、国内の桜の名所を訪れるようになり、コロナ禍が収束しても、同様の現象がずっと続いているということだ。
以前ならば、北京の玉淵潭公園や武漢の武漢大学などの知名度が高いため、そこに観光客が集中したが、近年では貴州省の貴安新区(約70万本)、貴州省安順市、福建省竜岩市などの比較的新しい名所にも押し寄せるようになった。
因疫情而关注赏樱
笔者认为,中国国内的赏樱热潮,可能与上述现象有着相同的原因。
疫情期间,中国人无法前往日本旅行,也就无法在他们心目中的“赏樱圣地”——日本体验赏樱。此外,由于中国实行严格的“清零政策”,国内旅行也受到限制,许多人几乎无法出门赏樱。然而,在这段时间里,社交媒体不断发展,而2010年代起在中国各地种植的樱花树也逐渐成长,新的赏樱胜地陆续出现。
于是,许多原本计划去日本赏樱的人,转而选择在中国国内欣赏樱花。即便疫情结束后,这一趋势依然持续。过去,北京的玉渊潭公园、武汉大学等知名赏樱地是游客最常去的地方,而近年来,贵州省贵安新区(约70万棵樱花树)、贵州省安顺市、福建省龙岩市等相对较新的赏樱胜地也开始吸引大量游客。
中国の桜はまだ「若い」
日本では桜の高齢化が深刻化しているが、中国では日中国交正常化(1972年)以降、日本政府や日中友好団体から寄贈された桜が初期に植えられたもので、それらの樹齢はおおむね40~50年ほどだ。2010年代前半から各地の公園の環境整備や観光化を目的として植樹された桜もあり、それらはまだ樹齢15年ほどなので、全体的に若い。
日本では福島県三春の滝桜のように樹齢が1000年を超える大木(老木)もあるが、中国にはそうした1本で見栄えがするような桜はなく、山一面が若い桜の木で埋め尽くされるなど、ボリューム感を楽しむものが一般的となっている。
日本の桜の風情とは趣が異なるが、これはこれで、中国風の桜の名所だ。日本人が日本国内で「本場に近いガチ中華」を楽しむように、中国国内で「お花見」を楽しむ人々が増えている背景には、こうした理由もあるのではないかと筆者は感じている。
中国的樱花仍“年轻”
与日本樱花老龄化问题日益严重不同,中国的樱花整体仍然“年轻”。自1972年中日邦交正常化以来,日本政府及中日友好团体向中国赠送了不少樱花树,这些早期种植的樱花树龄大多在40至50年左右。此外,从2010年代初开始,各地公园为了改善环境、促进旅游业发展,陆续种植了大量樱花,这些樱花目前树龄仅15年左右,因此整体上仍然较为年轻。
在日本,例如福岛县三春的“泷樱”树龄已超过1000年,是极具观赏价值的古樱。而在中国,并没有如此历史悠久的樱花树,更多的是成片生长、铺满山坡的年轻樱花林,形成了大规模、气势恢宏的景观。虽然这与日本的赏樱风情有所不同,但也自成一派,成为独具中国特色的赏樱方式。
正如日本人如今在国内寻找“最接近当地的正宗中餐”一样,越来越多的中国人也开始在国内欣赏樱花。笔者认为,这正是中国赏樱热潮持续升温的原因之一。
日本では桜の高齢化が深刻化しているが、中国では日中国交正常化(1972年)以降、日本政府や日中友好団体から寄贈された桜が初期に植えられたもので、それらの樹齢はおおむね40~50年ほどだ。2010年代前半から各地の公園の環境整備や観光化を目的として植樹された桜もあり、それらはまだ樹齢15年ほどなので、全体的に若い。
日本では福島県三春の滝桜のように樹齢が1000年を超える大木(老木)もあるが、中国にはそうした1本で見栄えがするような桜はなく、山一面が若い桜の木で埋め尽くされるなど、ボリューム感を楽しむものが一般的となっている。
日本の桜の風情とは趣が異なるが、これはこれで、中国風の桜の名所だ。日本人が日本国内で「本場に近いガチ中華」を楽しむように、中国国内で「お花見」を楽しむ人々が増えている背景には、こうした理由もあるのではないかと筆者は感じている。
中国的樱花仍“年轻”
与日本樱花老龄化问题日益严重不同,中国的樱花整体仍然“年轻”。自1972年中日邦交正常化以来,日本政府及中日友好团体向中国赠送了不少樱花树,这些早期种植的樱花树龄大多在40至50年左右。此外,从2010年代初开始,各地公园为了改善环境、促进旅游业发展,陆续种植了大量樱花,这些樱花目前树龄仅15年左右,因此整体上仍然较为年轻。
在日本,例如福岛县三春的“泷樱”树龄已超过1000年,是极具观赏价值的古樱。而在中国,并没有如此历史悠久的樱花树,更多的是成片生长、铺满山坡的年轻樱花林,形成了大规模、气势恢宏的景观。虽然这与日本的赏樱风情有所不同,但也自成一派,成为独具中国特色的赏樱方式。
正如日本人如今在国内寻找“最接近当地的正宗中餐”一样,越来越多的中国人也开始在国内欣赏樱花。笔者认为,这正是中国赏樱热潮持续升温的原因之一。
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