姫路城门票,针对外国人实施“双重收费”,市长所说的“这在海外是很常见的”是真的吗?
2024-07-16 玉子家 7999
正文翻译

姫路城の入場料、外国人に「二重料金」 市長の「海外では常識」発言は本当か

姫路城的入场费,针对外国人实施“双重收费”,市长所说的“这在海外是很常见的”是真的吗?

国内でオーバーツーリズムが問題になる中、兵庫県姫路市が市内にある世界遺産・姫路城をめぐり、外国人観光客に約4倍の入場料を課すことを検討中だと発表した。石垣の耐震補強や城の補修費用に充てる計画で、清元秀泰市長は「市長は外国人観光客に負担を求めることは海外では一般的だ」と訴える。本当にそうなのか。
途上国の世界遺産で、外国人に高額料金を課すケースは多い。インドのタージマハル入場料は、インド人が50ルピー(約95円)だが、外国人は22倍の1100ルピー(約2100円)。エジプトのピラミッドでは、アラブ圏・エジプト国民と外国人の入場料に8~9倍の違いがある。
城西国際大学観光学部の佐滝剛弘教授は「こうしたケースは外貨獲得が目的。先進国との所得格差が大きいので、外国人にも受け入れられている。オーバーツーリズム対策とは別次元の話です」と説明する。

在国内旅游过剩成为问题的背景下,兵库县姫路市宣布,正在考虑对外国游客收取大约4倍于本地人的入场费,用于城墙的抗震加固和城堡的修缮费用。市长清元秀泰表示,“在海外,要求外国游客承担费用是很普遍的”。这是真的吗?
在发展中国家的世界遗产地,对外国人收取高额费用的情况很多。印度的泰姬陵入场费,印度人是50卢比(约95日元),而外国人则是22倍的1100卢比(约2100日元)。埃及的金字塔,对阿拉伯国家和埃及公民与外国人的入场费有8至9倍的差异。城西国际大学观光学部的佐滝刚弘教授解释说:“这些情况的目的是获取外汇。由于与发达国家的收入差距很大,外国人能够接受。这与解决旅游过剩问题是不同的维度。”

■先進国 納税者や学生優遇
先進国はどうか。
都市国家のシンガポールは国立公園で「住民」「非住民」の二重料金を設定する。ただし、住民は国民だけでなく、外国人の定住者や通勤者も含まれる。米国立公園グランドキャニオンの高齢者割引パスは、国民と米在住者に適用される。いずれも二重料金は、維持費を負担する納税者への還元の意味合いが強い。

发达国家的纳税人和学生优惠
发达国家的情况如何?
城市国家新加坡在国家公园设有“居民”和“非居民”的双重收费。但居民不仅包括国民,还包括外国的定居者和通勤者。美国国家公园大峡谷的老年人优惠票适用于国民和美国居民。所有这些双重收费主要是为了回馈负担维护费用的纳税人。

フランスの世界遺産モンサンミシェルは、欧州連合(EU)圏の住民なら25歳以下は無料で入ることができる。日本人など非EU国籍者でもフランス在住なら対象になる。学生に文化に親しんでもらう狙いがある。欧州で25歳の大学生はザラなのだ。
姫路城で二重料金が設けられ、外国人が「差別により精神的苦痛を被った」と提訴した場合、どうなるだろうか。憲法の平等原則は、参政権など国民限定の権利をのぞき、外国人にも保障されている。

法国的世界遗产圣米歇尔山,如果是欧盟(EU)成员国的居民,25岁以下可以免费入内。即使是非欧盟国籍者,只要在法国居住,也可以享受这个优惠。目的是让学生接触文化。在欧洲,25岁的大学生很常见。
如果在姫路城设立双重收费,外国人因“受到歧视而精神上受到伤害”提起诉讼,会发生什么呢?宪法的平等原则是保障外国人除参政权等国民特有的权利外的其他权利。

■裁判なら「格差の合理性問われる」
消費者問題に詳しい吉岡和弘弁護士は、「差別的扱いの程度や必要性を合理的に説明し、立証できなければ、違憲ということになるのではないか」と指摘する。入場者制限で城を保護するため、4倍という格差設定が適正か否かが問われるということだ。外国人はみんな日本人より体重が重く、参観で城を傷めるわけではないだろう。
日本は先進7カ国(G7)の一員で、経済大国でもある。途上国のように外国人に高額料金を課すよりは、欧米流に住民への優遇料金を設ける方が受け入れられやすいかもしれない。
佐滝教授は「そもそも文化財保護は国が考えるべき問題だと思う。自治体の入場料収入でまかなうことに無理がある」と話す。日本の城や寺は木造で細やかな修復が必要なのに、国の保護予算は欧州に比べて乏しいと強調した。文化支出はドイツで日本の2倍、フランスは4倍(社団法人「芸術と創造」2020年調査)にのぼる。

如果打官司,“合理性差异”将受到质疑
熟悉消费者问题的律师吉冈和弘指出:“如果不能合理解释和证明差别待遇的程度和必要性,就可能被判违宪。”这意味着以保护城堡为理由,设定4倍价格差异这一入场限制的合理性会受到质问。外国人的体重并不比日本人重,不会因参观而损坏城堡。
日本是七大工业国(G7)之一,也是经济大国。与其像发展中国家一样对外国人收取高额费用,不如设立对居民的优惠价格,可能更容易被接受。
佐滝教授说:“保护文化财产本应是国家应考虑的问题。依靠地方政府的入场费收入来维持是有难度的。”他强调,日本的城堡和寺庙是木制结构,需要细致的修复,而国家的保护预算与欧洲相比相对贫乏。根据社团法人“艺术与创造”2020年的调查,德国的文化支出是日本的两倍,法国是四倍。

政府は訪日客を「30年までに6000万人にする」目標を掲げる。その半分に満たない段階で、観光資源である文化財保護の問題が出た。オーバーツーリズムに悩む観光地の自治体がどう対応すべきか、国のルール作りが必要な時ではないだろうか。
円安で訪日観光客が増えたため、京都や富士山のオーバーツーリズム問題は各国メディアで広く報じられている。姫路城の二重料金をめぐって清元市長は、市民と外国人の判別で顔認証システムを使うプランも明かしたという。実現すれば在京外国人記者の格好のネタになることは間違いない。(三井美奈)

政府提出了“到2030年使访日游客达到6000万人”的目标。在达到这一目标的一半之前,已经出现了保护作为旅游资源的文化财产的问题。现在可能是国家制定规则,指导那些面临旅游过剩问题的旅游地自治体如何应对的时候了。
由于日元贬值,访日游客增加,京都和富士山的旅游过剩问题被各国媒体广泛报道。关于姫路城的双重收费,清元市长还透露了使用面部识别系统区分市民和外国人的计划。如果实现,肯定会成为驻东京外国记者的热门话题。

评论翻译
昔から自治体運営の温浴施設や運動施設などでも、市内と市外の住民で料金を分けています。
自治体の税金で運営されている施設については、自治体が施設維持管理する上での税金を負担している住民が優遇を受けます。
同様な理由を設けて、施設維持管理費を上乗せして外国人に請求する事は、自治体判断に任せて良いと思います。
なんなら入場料は日本人外国人とも同額として、外国人には文化財維持管理税を別に払うような条例なり法律を作れば良いと思います。
ただ飲食店が外国人に対して値段を高く設定する事は、高額にする理由に乏しく、ボッタクリのようなイメージがあります。

从以前开始,自治体运营的温浴设施或运动设施等,都对市内和市外居民分别收费。对于由自治体税金运营的设施,承担设施维持管理费用的居民可以享受优惠。基于同样的理由,设施维持管理费可以由自治体自行决定是否向外国人额外收取。
我认为,不如设立一个条例或法律,将入场费定为日本人和外国人相同,并对外国人额外征收文化财产维持管理税。不过餐饮店如果对外国人定价更高,缺乏合理的理由,会给人留下敲诈的印象。

文化財の保護は国がとの主張だが、その費用はその国の国民が払う税金だ。だから不公平だという根拠で、外国人向けの二重料金が採用されている。イタチごっこの記事だ。それでは解決出来ない。記者は自分が書いた記事の意味を分かっているのか?
文化財の維持費用負担の公平性のため、税金と入場料をどうバランスさせて行くか。国が保護の場合、利用者でない国民も費用を負担するが、その不公平をどう評価するか。記事は本来それら2点を適切に考慮して書かなければならなかった。

尽管有主张认为文化财产的保护应该由国家负责,但这些费用实际上是由该国国民支付的税金承担的。因此,基于这种不公平的理由,对外国人实施双重收费是合理的。但这种方法无法解决问题。记者是否理解自己所写文章的意义?为了公平分担文化财产的维护费用,税金和入场费的平衡需要慎重考虑。如果由国家负责保护,不是使用者的国民也要承担费用,这种不公平如何评估?文章本应适当地考虑这两个方面。

歴史的建造物は維持管理に税金が使われています。国内居住者で消費税を納税しない人はいない。
国内居住者とその他で入場料を区分するのは合理的だと思います。その場合販売窓口も2区分だけなのて混乱は少ない。

历史建筑的维护管理需要税金。国内居住者没有不缴纳消费税的。因此,对国内居住者和其他人分别收取入场费是合理的。在这种情况下,把售票窗口也分成两边的话,混乱也会减少。

入場料を外国人観光客は4倍にするから法に違反する可能性が出る。一律4倍にしてマイナンバーカード提示で入場料を割り引けば何の問題も無い。
結果は同じでもやり方で法に触れるかは変わる。市長が法の運用をよく知らないのは少し頼りない気がする。

将外国游客的入场费定为本地居民的4倍,可能会违反法律。如果两边价格都统一为贵的,然后通过出示“身份证”就能享受入场费折扣,这样就不会有任何问题。虽然结果相同,但方法不同可能会影响法律的适用。市长对法律运用的不了解让人有些不安。

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