为什么会这样?本应短缺的大米突然在店头堆积如山,这太奇怪了……进次郎农相立大功!那么,到底是谁有问题?
2025-06-13 玉子家 7968
正文翻译
なぜだ?米品薄のはずが、突然店頭に「米が山積み」「おかしい」の声…進次郎農相、大手柄!そして「悪いのは誰?」

为什么会这样?本应短缺的大米突然在店头堆积如山,这太奇怪了……进次郎农相立大功!那么,到底是谁有问题?


経済誌プレジデントの元編集長であり作家の小倉健一氏が、日本の米市場で起きた不可解な現象について深く掘り下げる――。小泉進次郎農林水産大臣が主導する政府備蓄米の放出と同時に、スーパーの棚に高価な銘柄米が山積みにされたという奇妙な出来事が起きた。ネットでは「スーパーで突然コメ袋が山積みされていた」「おかしい」といった内容の投稿がみられた。小倉氏は、この現象が単なる市場の偶然ではなく、日本の米流通システムに根ざした構造的な問題を浮き彫りにしていると指摘する。長らく続いた米不足と価格高騰に苦しんでいた消費者は、なぜ政府が安価な備蓄米を供給し始めた途端に、高値の花であったはずの銘柄米が店頭に溢れ出したのか、その裏側に潜む「ため込み」や「売り惜しみ」の可能性について、小倉氏の視点から詳細に解説する。この騒動は、JA農協を中心とした既存の流通構造や価格決定の仕組みそのものに警鐘を鳴らすとともに、日本の農業が持続的に発展していくための変革の必要性を強く示唆している。小倉健一氏が解説する――。

曾担任《PRESIDENT》经济杂志总编辑的作家小仓健一,深入剖析了日本大米市场上出现的离奇现象——在小泉进次郎农林水产大臣主导的政府储备米投放市场的同时,超市货架上却出现了大量本应价格高昂的品牌大米,引发了舆论关注和质疑。网络上不断有人发帖称“超市里突然堆满了大米袋”“这太奇怪了”等。小仓指出,这一现象并非市场偶然,而是反映出日本大米流通系统中根深蒂固的结构性问题。
长期以来,消费者一直受困于大米短缺和价格飙涨。可是,为何就在政府开始提供价格较低的储备米后,那些原本如“高岭之花”的高价品牌大米却突然大量出现在店头?小仓从“囤货”与“惜售”的角度出发,详细解读这一现象背后的隐藏机制。这场风波,不仅对以农业协会(JA农协)为中心的既有流通结构和定价机制敲响了警钟,也强烈表明了日本农业若要实现可持续发展,变革势在必行。以下是小仓健一的解说——


この急展開は理解しがたいものであった
5月下旬から6月にかけて、日本の米市場は奇妙な現象に見舞われた。小泉進次郎農林水産大臣が主導する政府備蓄米の放出が本格化すると、それまで品薄状態が続いていたスーパーの棚に、突如として比較的高価な銘柄米が山積みされ始めたのである。
6月4日のデイリースポーツは、「これまでコメ袋がゼロだったスーパーに突然コメ袋が山積みされていた」「うちの方は米、売り場に山積みで売ってる」「お米が山積みで売られていました」「こっちは、めっちゃ山積みだけど5kg5000円」「不思議なのは備蓄米が出始めたらいきなりブランド米が出てきたこと。値段は高いですが」「米の棚がガラガラだったのが、いきなり増えてて、びっくり」「いきなりスーパーの米在庫大量に復活」といった消費者の驚きや疑念の声が相次いでいると報じた。
長らく続いた米不足と価格高騰に苦しんでいた人々にとって、この急展開は理解しがたいものであった。品薄と喧伝され、高値の花であったはずの銘柄米が、なぜ政府による安価な備蓄米の供給が始まった途端に、まるで魔法のように店頭に溢れ出したのか。一体、今までどこに隠されていたのか、という疑念が広がるのは当然のことであった。この現象は、単なる市場の偶然では片付けられない、根深い構造を示唆しているように思える。

突如其来的变化,令人难以理解
从5月下旬到6月之间,日本的大米市场经历了一场诡异的变动。随着小泉进次郎农林水产大臣主导的政府储备米投放的全面展开,原本仍处于缺货状态的超市货架上,突然开始堆满了价格相对较高的品牌大米。
6月4日的《Daily Sports》报道称,网络上接连出现消费者的发帖和评论,包括:“原本一点大米都没有的超市突然堆满了大米袋”“我们这边大米在卖场堆积如山”“大米堆了一堆在卖”“我们这边也一样,不过5公斤要5000日元”“奇怪的是,储备米刚开始投放,品牌米就突然出现了,虽然价格还是很高”“原本空荡荡的货架突然满了,吓了一跳”“突然之间,超市的大米库存大量恢复”等等。
对于长期遭受米荒与价格高涨所困扰的人们来说,这种突变无疑令人费解。本应“稀缺高价”的品牌大米,为何会在政府供应低价储备米的同时,如同变戏法般突然涌现?这些米原本究竟被藏在哪里?这样的质疑自然不断浮现。这种现象,恐怕不能用市场偶然来简单解释,它可能揭示了更加深层的结构性问题。



政府の市場介入に一定の効果
この不可解な銘柄米の再登場と時を同じくして、米の卸売業者間の取引価格、いわゆるスポット市場の相場が急落した。6月5日の朝日新聞は、随意契約(入札でなく、政府が話し合いによって行う契約のこと)で備蓄米を市場に供給し始めたことが影響し、コメの卸売業者間の取引価格が前の週に比べて1割前後下落したと報じた。
具体的には、それまで高値を維持していた銘柄米の取引が鈍化し、価格が下がり始めたのである。さらに、6月7日の時事通信によれば、進次郎大臣就任直前の5月21日と比較して、主要銘柄の業者間価格は2割近くも値を下げたという。同報道において、市場関係者は、比較的安価な備蓄米が市場に出回ることで、これまで高値であった銘柄米の需要が弱まると見込んだ一部の業者が、抱えていた在庫を慌てて処分しようと一斉に売りに出たのだろうと分析している。

政府干预市场初见成效
与这一反常的大米再现现象同时发生的,是米类批发商之间交易价格(即现货市场价格)的急剧下跌。6月5日的《朝日新闻》报道称,政府通过“随意契约”(即非竞标,由政府协商决定的采购方式)开始向市场供应储备米,导致米类批发商之间的交易价格较前一周下跌了约10%左右。
具体而言,原本维持高价的品牌米交易开始放缓,价格开始走低。根据6月7日的《时事通信》报道,与小泉进次郎大臣上任前的5月21日相比,主要品牌大米在批发市场的价格下降幅度接近20%。该报道还指出,部分市场人士认为,由于价格较低的储备米流入市场,导致原本高价的品牌米需求预期减弱,一些握有库存的商家因此慌忙出手,大量抛售大米。


「持続的な価格の低下は期待できない」
実際に、それまでスポット市場で積極的に買い付けていた有力な卸売業者ですら、2024年産の米を手放す動きが見られたという。この価格急落は、政府の備蓄米放出という市場への介入が、少なくとも卸売市場の価格形成においては、短期間で一定の効果を上げたことを示している。しかし、これはあくまで卸売段階での話であり、最終的な小売価格への波及や、その持続性については、依然として不透明な部分が残る。
しかし、このような市場の動きに対して、懐疑的な見方も存在する。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は、5月25日のPRESIDENT Onlineへの寄稿で、備蓄米を5キロ2000円という低価格で供給したとしても、日本全体のコメの価格には限定的な影響しかなく、本質的な価格引き下げのためには、長年続いてきたコメの生産調整(減反政策)を廃止し、輸入米にかかる高い関税を引き下げる必要があると強く主張した。山下氏は、JA農協が農家に支払う米の仮渡金(概算金)が既に高い水準で提示されている現状を指摘し、JA農協は備蓄米が市場に供給されたとしても、それに見合う分だけ自らが卸売業者へ販売する量を減らすことで、市場全体の供給量を変えずに高い米価を維持しようとするだろうと予測した。この論考は、政府による備蓄米の放出が、一時的な特売セールのような表面的な効果しか持たず、JA農協を中心とした既存の流通構造や価格決定の仕組みそのものが変わらない限り、持続的な価格の低下は期待できないという、悲観的な見通しを示している。

“不能指望价格长期下降”
实际上,即便是那些原本在现货市场上积极采购的大型批发商,也被观察到开始出手转让2024年产的大米。这一价格暴跌现象显示,政府通过释放储备米进行的市场干预,至少在批发市场的价格形成上,在短期内确实起到了某种效果。
不过,这种效果仅限于批发环节,是否能够传导至最终的零售价格、以及这种变化能否持续下去,仍存在许多不确定因素。

此外,对于市场这种变化,也有持怀疑态度的观点。佳能全球战略研究所的首席研究员山下一仁在5月25日于《PRESIDENT Online》的投稿中指出,即使以5公斤2000日元的低价供应储备米,对整个日本大米价格的影响也是有限的。要实现本质性的价格下调,就必须废除长期以来实施的稻米生产调整政策(即减产政策),并降低对进口大米征收的高额关税。
山下还指出,目前农协(JA)向农户支付的大米预付款(即概算金)已经处于高水平,因此即便政府向市场投放储备米,农协也很可能通过减少自身向批发商销售的数量,来抵消新增供应,从而维持整体市场供应量不变,继续保持高米价。
这一分析表明,政府释放储备米所带来的可能只是“临时促销”的表面效果;如果不改变以农协为核心的既有流通结构和定价机制,就无法期待大米价格持续下调,是一种相当悲观的前景判断。


なぜ米が店の棚に並びだしたのか
進次郎大臣の政策は、JA農協、自民党農林族議員、農林水産省が形成する、いわゆる農政トライアングルの核心的な政策に挑戦するものであり、その本丸を襲撃する行為に等しいとしながらも、その効果については限定的であると鋭く分析している。この指摘は、問題の根深さを改めて認識させる。
では、なぜ政府による備蓄米の市場供給が開始された途端に、品薄だったはずの銘柄米がスーパーの店頭に豊富に並び始めたのか。この現象の背景には何があるのか。松沢美沙氏が2025年6月5日にNOTEに寄稿した論考(「品薄だったはずでしょ?随意契約の備蓄米が出始めたら銘柄米が店頭に山積みとの報告が続々。誰がため込んでいたのか」)は、この不可解なパズルのピースを埋める可能性のある説明を提示している。
国内の米市場は、2024年から天候不順や病害虫被害などによる不作の影響を受け、深刻な価格高騰と品薄状態に直面していた。2024年産の米は、特に品質の高い1等米の割合が例年に比べて大幅に低下し、これが価格上昇に拍車をかけていた。このような状況下で、一部の流通業者やJAが、将来のさらなる価格上昇を見越して、あるいは市場への供給量を人為的に調整することで価格を高く維持するために、意図的に在庫を保有し、市場への供給を絞っていた可能性が考えられる。いわゆる「ため込み」や「売り惜しみ」と呼ばれる行為である。

为什么大米突然开始出现在货架上?
小泉进次郎大臣的政策,挑战的是由JA农协、自民党农业利益集团议员、以及农林水产省共同构成的所谓“农业政策铁三角”的核心机制,其行为几乎可以说是对这个权力中枢的直接“突袭”。尽管如此,一些观察者仍认为其实际效果有限,这一分析也再次提醒我们,这个问题背后结构之深远。
那么,为何一旦政府启动储备米的市场供应,原本短缺的品牌大米便立刻出现在超市货架上?这一现象的背后隐藏着什么?

对此,松泽美沙于2025年6月5日发表在NOTE上的一篇文章《“本来不是很缺货吗?结果储备米一开始投放,品牌米就突然堆在店头,到底是谁在囤货?”》为这一令人困惑的现象提供了一个可能的解答。
2024年以来,由于天气异常及病虫害等因素影响,日本国内稻米减产严重,市场面临严重的价格高涨与供给短缺。2024年产的大米中,品质较高的一等米比例大幅下降,进一步推高了价格。
在这样的背景下,有理由推测,部分流通企业或农协可能基于对未来价格继续上涨的预期,或者为了通过人为控制市场供应量来维持高价,刻意保留库存、减少市场供应。这种行为,就是所谓的“囤积”或“惜售”。
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なぜだ?米品薄のはずが、突然店頭に「米が山積み」「おかしい」の声…進次郎農相、大手柄!そして「悪いのは誰?」

为什么会这样?本应短缺的大米突然在店头堆积如山,这太奇怪了……进次郎农相立大功!那么,到底是谁有问题?


経済誌プレジデントの元編集長であり作家の小倉健一氏が、日本の米市場で起きた不可解な現象について深く掘り下げる――。小泉進次郎農林水産大臣が主導する政府備蓄米の放出と同時に、スーパーの棚に高価な銘柄米が山積みにされたという奇妙な出来事が起きた。ネットでは「スーパーで突然コメ袋が山積みされていた」「おかしい」といった内容の投稿がみられた。小倉氏は、この現象が単なる市場の偶然ではなく、日本の米流通システムに根ざした構造的な問題を浮き彫りにしていると指摘する。長らく続いた米不足と価格高騰に苦しんでいた消費者は、なぜ政府が安価な備蓄米を供給し始めた途端に、高値の花であったはずの銘柄米が店頭に溢れ出したのか、その裏側に潜む「ため込み」や「売り惜しみ」の可能性について、小倉氏の視点から詳細に解説する。この騒動は、JA農協を中心とした既存の流通構造や価格決定の仕組みそのものに警鐘を鳴らすとともに、日本の農業が持続的に発展していくための変革の必要性を強く示唆している。小倉健一氏が解説する――。

曾担任《PRESIDENT》经济杂志总编辑的作家小仓健一,深入剖析了日本大米市场上出现的离奇现象——在小泉进次郎农林水产大臣主导的政府储备米投放市场的同时,超市货架上却出现了大量本应价格高昂的品牌大米,引发了舆论关注和质疑。网络上不断有人发帖称“超市里突然堆满了大米袋”“这太奇怪了”等。小仓指出,这一现象并非市场偶然,而是反映出日本大米流通系统中根深蒂固的结构性问题。
长期以来,消费者一直受困于大米短缺和价格飙涨。可是,为何就在政府开始提供价格较低的储备米后,那些原本如“高岭之花”的高价品牌大米却突然大量出现在店头?小仓从“囤货”与“惜售”的角度出发,详细解读这一现象背后的隐藏机制。这场风波,不仅对以农业协会(JA农协)为中心的既有流通结构和定价机制敲响了警钟,也强烈表明了日本农业若要实现可持续发展,变革势在必行。以下是小仓健一的解说——


この急展開は理解しがたいものであった
5月下旬から6月にかけて、日本の米市場は奇妙な現象に見舞われた。小泉進次郎農林水産大臣が主導する政府備蓄米の放出が本格化すると、それまで品薄状態が続いていたスーパーの棚に、突如として比較的高価な銘柄米が山積みされ始めたのである。
6月4日のデイリースポーツは、「これまでコメ袋がゼロだったスーパーに突然コメ袋が山積みされていた」「うちの方は米、売り場に山積みで売ってる」「お米が山積みで売られていました」「こっちは、めっちゃ山積みだけど5kg5000円」「不思議なのは備蓄米が出始めたらいきなりブランド米が出てきたこと。値段は高いですが」「米の棚がガラガラだったのが、いきなり増えてて、びっくり」「いきなりスーパーの米在庫大量に復活」といった消費者の驚きや疑念の声が相次いでいると報じた。
長らく続いた米不足と価格高騰に苦しんでいた人々にとって、この急展開は理解しがたいものであった。品薄と喧伝され、高値の花であったはずの銘柄米が、なぜ政府による安価な備蓄米の供給が始まった途端に、まるで魔法のように店頭に溢れ出したのか。一体、今までどこに隠されていたのか、という疑念が広がるのは当然のことであった。この現象は、単なる市場の偶然では片付けられない、根深い構造を示唆しているように思える。

突如其来的变化,令人难以理解
从5月下旬到6月之间,日本的大米市场经历了一场诡异的变动。随着小泉进次郎农林水产大臣主导的政府储备米投放的全面展开,原本仍处于缺货状态的超市货架上,突然开始堆满了价格相对较高的品牌大米。
6月4日的《Daily Sports》报道称,网络上接连出现消费者的发帖和评论,包括:“原本一点大米都没有的超市突然堆满了大米袋”“我们这边大米在卖场堆积如山”“大米堆了一堆在卖”“我们这边也一样,不过5公斤要5000日元”“奇怪的是,储备米刚开始投放,品牌米就突然出现了,虽然价格还是很高”“原本空荡荡的货架突然满了,吓了一跳”“突然之间,超市的大米库存大量恢复”等等。
对于长期遭受米荒与价格高涨所困扰的人们来说,这种突变无疑令人费解。本应“稀缺高价”的品牌大米,为何会在政府供应低价储备米的同时,如同变戏法般突然涌现?这些米原本究竟被藏在哪里?这样的质疑自然不断浮现。这种现象,恐怕不能用市场偶然来简单解释,它可能揭示了更加深层的结构性问题。



政府の市場介入に一定の効果
この不可解な銘柄米の再登場と時を同じくして、米の卸売業者間の取引価格、いわゆるスポット市場の相場が急落した。6月5日の朝日新聞は、随意契約(入札でなく、政府が話し合いによって行う契約のこと)で備蓄米を市場に供給し始めたことが影響し、コメの卸売業者間の取引価格が前の週に比べて1割前後下落したと報じた。
具体的には、それまで高値を維持していた銘柄米の取引が鈍化し、価格が下がり始めたのである。さらに、6月7日の時事通信によれば、進次郎大臣就任直前の5月21日と比較して、主要銘柄の業者間価格は2割近くも値を下げたという。同報道において、市場関係者は、比較的安価な備蓄米が市場に出回ることで、これまで高値であった銘柄米の需要が弱まると見込んだ一部の業者が、抱えていた在庫を慌てて処分しようと一斉に売りに出たのだろうと分析している。

政府干预市场初见成效
与这一反常的大米再现现象同时发生的,是米类批发商之间交易价格(即现货市场价格)的急剧下跌。6月5日的《朝日新闻》报道称,政府通过“随意契约”(即非竞标,由政府协商决定的采购方式)开始向市场供应储备米,导致米类批发商之间的交易价格较前一周下跌了约10%左右。
具体而言,原本维持高价的品牌米交易开始放缓,价格开始走低。根据6月7日的《时事通信》报道,与小泉进次郎大臣上任前的5月21日相比,主要品牌大米在批发市场的价格下降幅度接近20%。该报道还指出,部分市场人士认为,由于价格较低的储备米流入市场,导致原本高价的品牌米需求预期减弱,一些握有库存的商家因此慌忙出手,大量抛售大米。


「持続的な価格の低下は期待できない」
実際に、それまでスポット市場で積極的に買い付けていた有力な卸売業者ですら、2024年産の米を手放す動きが見られたという。この価格急落は、政府の備蓄米放出という市場への介入が、少なくとも卸売市場の価格形成においては、短期間で一定の効果を上げたことを示している。しかし、これはあくまで卸売段階での話であり、最終的な小売価格への波及や、その持続性については、依然として不透明な部分が残る。
しかし、このような市場の動きに対して、懐疑的な見方も存在する。キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は、5月25日のPRESIDENT Onlineへの寄稿で、備蓄米を5キロ2000円という低価格で供給したとしても、日本全体のコメの価格には限定的な影響しかなく、本質的な価格引き下げのためには、長年続いてきたコメの生産調整(減反政策)を廃止し、輸入米にかかる高い関税を引き下げる必要があると強く主張した。山下氏は、JA農協が農家に支払う米の仮渡金(概算金)が既に高い水準で提示されている現状を指摘し、JA農協は備蓄米が市場に供給されたとしても、それに見合う分だけ自らが卸売業者へ販売する量を減らすことで、市場全体の供給量を変えずに高い米価を維持しようとするだろうと予測した。この論考は、政府による備蓄米の放出が、一時的な特売セールのような表面的な効果しか持たず、JA農協を中心とした既存の流通構造や価格決定の仕組みそのものが変わらない限り、持続的な価格の低下は期待できないという、悲観的な見通しを示している。

“不能指望价格长期下降”
实际上,即便是那些原本在现货市场上积极采购的大型批发商,也被观察到开始出手转让2024年产的大米。这一价格暴跌现象显示,政府通过释放储备米进行的市场干预,至少在批发市场的价格形成上,在短期内确实起到了某种效果。
不过,这种效果仅限于批发环节,是否能够传导至最终的零售价格、以及这种变化能否持续下去,仍存在许多不确定因素。

此外,对于市场这种变化,也有持怀疑态度的观点。佳能全球战略研究所的首席研究员山下一仁在5月25日于《PRESIDENT Online》的投稿中指出,即使以5公斤2000日元的低价供应储备米,对整个日本大米价格的影响也是有限的。要实现本质性的价格下调,就必须废除长期以来实施的稻米生产调整政策(即减产政策),并降低对进口大米征收的高额关税。
山下还指出,目前农协(JA)向农户支付的大米预付款(即概算金)已经处于高水平,因此即便政府向市场投放储备米,农协也很可能通过减少自身向批发商销售的数量,来抵消新增供应,从而维持整体市场供应量不变,继续保持高米价。
这一分析表明,政府释放储备米所带来的可能只是“临时促销”的表面效果;如果不改变以农协为核心的既有流通结构和定价机制,就无法期待大米价格持续下调,是一种相当悲观的前景判断。


なぜ米が店の棚に並びだしたのか
進次郎大臣の政策は、JA農協、自民党農林族議員、農林水産省が形成する、いわゆる農政トライアングルの核心的な政策に挑戦するものであり、その本丸を襲撃する行為に等しいとしながらも、その効果については限定的であると鋭く分析している。この指摘は、問題の根深さを改めて認識させる。
では、なぜ政府による備蓄米の市場供給が開始された途端に、品薄だったはずの銘柄米がスーパーの店頭に豊富に並び始めたのか。この現象の背景には何があるのか。松沢美沙氏が2025年6月5日にNOTEに寄稿した論考(「品薄だったはずでしょ?随意契約の備蓄米が出始めたら銘柄米が店頭に山積みとの報告が続々。誰がため込んでいたのか」)は、この不可解なパズルのピースを埋める可能性のある説明を提示している。
国内の米市場は、2024年から天候不順や病害虫被害などによる不作の影響を受け、深刻な価格高騰と品薄状態に直面していた。2024年産の米は、特に品質の高い1等米の割合が例年に比べて大幅に低下し、これが価格上昇に拍車をかけていた。このような状況下で、一部の流通業者やJAが、将来のさらなる価格上昇を見越して、あるいは市場への供給量を人為的に調整することで価格を高く維持するために、意図的に在庫を保有し、市場への供給を絞っていた可能性が考えられる。いわゆる「ため込み」や「売り惜しみ」と呼ばれる行為である。

为什么大米突然开始出现在货架上?
小泉进次郎大臣的政策,挑战的是由JA农协、自民党农业利益集团议员、以及农林水产省共同构成的所谓“农业政策铁三角”的核心机制,其行为几乎可以说是对这个权力中枢的直接“突袭”。尽管如此,一些观察者仍认为其实际效果有限,这一分析也再次提醒我们,这个问题背后结构之深远。
那么,为何一旦政府启动储备米的市场供应,原本短缺的品牌大米便立刻出现在超市货架上?这一现象的背后隐藏着什么?

对此,松泽美沙于2025年6月5日发表在NOTE上的一篇文章《“本来不是很缺货吗?结果储备米一开始投放,品牌米就突然堆在店头,到底是谁在囤货?”》为这一令人困惑的现象提供了一个可能的解答。
2024年以来,由于天气异常及病虫害等因素影响,日本国内稻米减产严重,市场面临严重的价格高涨与供给短缺。2024年产的大米中,品质较高的一等米比例大幅下降,进一步推高了价格。
在这样的背景下,有理由推测,部分流通企业或农协可能基于对未来价格继续上涨的预期,或者为了通过人为控制市场供应量来维持高价,刻意保留库存、减少市场供应。这种行为,就是所谓的“囤积”或“惜售”。
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