“胖了就会生病”的担心带来的严重问题,牺牲幸福感的饮食生活是不会健康的
2024-09-15 蜂鸟窝 5044
正文翻译

炭水化物が太る、あるいは、健康に悪いというイメージが広がったからでしょうか? 日本人の炭水化物の摂取量は年々減少しています。
主食であるお米の消費量は、ピークの1962年から半減。当時はひとり1日約2合のお米を食べていましたが、現在はその半分です。
その結果、何が起きているかというと、日本人は、栄養素の摂取バランスが崩れると同時に、危機的なエネルギー不足にも陥っているのです。

碳水化合物会让人发胖,或者对健康有害的这种印象是否已经广泛传播开来了呢?日本人的碳水化合物摄取量逐年减少。作为主食的大米消费量自1962年的高峰期以来已经减半。当时每人每天大约吃2合米,现在则是其一半。
其结果是,日本人不仅营养素的摄取平衡被打破,同时还陷入了严重的能量不足状态。

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現在の日本人はこれだけ飽食の時代でありながら、1日の摂取エネルギー量は、戦後すぐと同程度にまで減少しています。エネルギー不足が、からだにどんな問題を引き起こすか解説していきましょう。
人間は、何もせずじっとしているときでも、心拍、呼吸、体温の維持などの生命活動を続けています。このとき使われるエネルギーを基礎代謝といいます。
炭水化物が不足していると、基礎代謝をはじめとするエネルギー消費を、生命活動に不可欠なたんぱく質などで賄わなくてはなりません。
現在の日本人は、炭水化物の摂取が激減している一方、その代わりに脂質の摂取量を増やすことで、なんとかエネルギーを確保し、命を存続させようとしているのです。
ダイエット目的で、炭水化物の摂取を減らして、さらに脂質の摂取も減らすと致命的なエネルギー不足になります。
基礎代謝を賄うためのエネルギーをからだの中にあるたんぱく質から作り出しますが、その際、さまざまな問題が生じてしまいます。
まず、自分の筋肉を分解してエネルギーを作り出すため、どんどん筋肉量が低下してしまいます。骨の約半分はたんぱく質(コラーゲン)です。エネルギーに使われてしまうと骨粗しょう症など骨の病気になる可能性も考えられます。
たんぱく質の分解物が血液の浄化装置、腎臓に負担をかけて、内臓疾患のリスクを高める可能性もあります。炭水化物や脂質を減らす代わりに、たんぱく質の摂取を極端に増やすことも、からだへ負担をかけることになるのです。
繰り返しますが、長期間にわたって炭水化物の摂取を大幅に減らすと、心臓病による死亡率が50%近くも増加するという報告もあります。

尽管现在是日本人丰衣足食的时代,但每日摄取的能量已经减少到与战后不久相同的水平。能量不足会对身体引起怎样的问题,我们来解释一下。
即使人类什么都不做,静静地呆着,也会继续心跳、呼吸、维持体温等生命活动。这时候消耗的能量称为基础代谢。如果碳水化合物不足,就必须用对生命活动不可或缺的蛋白质等来弥补基础代谢等能量消耗。目前的日本人,碳水化合物摄取量急剧减少,而通过增加脂质摄取量来勉强维持能量,维持生命。如果为了减肥目的减少碳水化合物摄取,再减少脂质摄取,就会导致致命的能量不足。
为了弥补基础代谢的能量,会从体内的蛋白质中生成能量,但在此过程中会产生各种问题。首先,为了分解自己的肌肉生成能量,肌肉量会不断减少。大约一半的骨头是由蛋白质(胶原蛋白)组成的。如果这些蛋白质被用作能量,就可能导致骨质疏松等骨骼疾病。蛋白质的分解产物会对血液净化装置——肾脏造成负担,增加内脏疾病的风险。极端增加蛋白质摄取作为减少碳水化合物和脂质的替代品,也会对身体造成负担。
再次强调,长期大幅减少碳水化合物摄取,会导致因心脏病死亡率增加近50%的报告也有出现。

つまり、炭水化物の摂取量を減らしてしまうと、そのためにたんぱく質が代理で使われるため、本来たんぱく質が担うべき役割を全うできなくなってしまい、からだにさまざまな不調を生じさせてしまうのです。特に、高齢者は注意が必要です。
一方、若い女性では、スタイルや美を意識して、無理のあるダイエットをしがちです。炭水化物=太る、野菜=健康的という短絡的なイメージから、ご飯を抜いてサラダだけといったバランスの悪い食生活を続けていると、間違いなくエネルギー不足になってしまいます。
そんな生活を続けていたら、毎日元気に活動するエネルギーがありませんから、疲れやすく体力気力も続かないでしょうし、筋肉や骨といったからだの組織も弱々しいものになっていってしまいます。
事実、やせすぎている若い女性が増えています。さらに、やせすぎの女性の出産により、低体重で生まれてくる子供が多くなっていることが問題となっています。2500グラム未満で生まれた子供は「低出生体重児」と呼ばれ、そうした子供は、将来肥満や糖尿病などの生活習慣病になるリスクが高まる可能性があることが報告されています。
間違った健康法は、自分のからだの健康を損ねるだけでなく、子供の将来にも悪影響を及ぼすのです。
炭水化物が健康維持に欠かせないのは、糖質がエネルギー源になるためだけではありません。実は炭水化物の中には「食物繊維」がたっぷり詰まっています。
つまり、炭水化物を食べないことは、そのまま食物繊維不足に陥ることを意味しているのです。炭水化物を制限すると便秘になる人が多いのはこのためです。

也就是说,减少碳水化合物摄取量,会导致蛋白质被替代使用,蛋白质原本应承担的职责无法完全发挥出来,从而引起身体的各种不适。尤其是老年人需要特别注意。
另一方面,年轻女性为了追求身材和美貌,往往会进行过度的减肥。如果根据碳水化合物=发胖、蔬菜=健康的简单化印象,继续只吃沙拉、不吃米饭这样的不平衡饮食,毫无疑问会导致能量不足。如果继续这样的生活,由于没有足够的能量来每天健康地活动,容易疲劳,体力和精神也无法维持,肌肉和骨骼等身体组织也会逐渐变得脆弱。实际上,过瘦的年轻女性在增加。更严重的是,过瘦女性的生育导致出生体重低的孩子增加。体重不足2500克出生的孩子被称为“低出生体重儿”,报告显示这些孩子将来可能面临肥胖和糖尿病等生活习惯病的风险增加。
错误的健康方法不仅会损害自己的身体健康,还会对孩子的未来产生不良影响。碳水化合物对于维持健康不可或缺,不仅仅因为糖类是能量来源。实际上,碳水化合物中含有大量的“膳食纤维”。也就是说,不吃碳水化合物,直接导致膳食纤维不足。这也是为什么很多人在限制碳水化合物后会便秘的原因。

歴史的に見れば、食物繊維は消化吸収されず、エネルギーとして活用できないので、人間のからだに必要ないもの、という見方がされてきました。
しかし、近年では、食物繊維がさかんに研究され、私たちの健康の重要なカギを握っていることがわかってきました。
「栄養にならない」「不要なもの」といった評価は今やガラリと変わり、「第6の栄養素」といわれる地位にまで格上げされました。
この食物繊維は私たちの健康をつかさどる腸内環境を維持するために重要な働きをしているのです。つまり、炭水化物を充分に摂らないと、腸内環境が悪化し、さまざまな不健康を呼び込むことにもなるのです。
極端な糖質制限ダイエットがもてはやされたりすることからも、日本人は、太ることに異常なまでの恐怖心を持っている気がします。
これがスタイルや見た目を気にする若い女性であれば、まだその心理は理解できるのですが、高齢者にも「太ってはいけない」という観念がとても強く、自ら食べる量を減らしてしまう傾向がみられます。
高齢者の多くが肥満に対する恐怖心を植え付けられた理由には、国の健康政策の影響があります。2000年に厚生労働省は『健康日本21』を策定しました。

从历史上看,膳食纤维因为无法被消化吸收,不能作为能量利用,一直被认为是不必要的东西。但是,近年来,膳食纤维被广泛研究,我们已经了解到它在维持肠道健康方面起着重要作用。以往“不能作为营养”“不必要的东西”的评价如今已彻底改变,膳食纤维被提升到“第六大营养素”的地位。这种膳食纤维对于维持我们的肠道环境至关重要。换句话说,如果不充分摄取碳水化合物,肠道环境会恶化,从而引发各种不健康的状况。
由于极端糖类限制饮食受到追捧,我觉得日本人对发胖有一种异常的恐惧。如果是注重身材和外貌的年轻女性,这种心理还可以理解,但老年人中也有强烈的“不能发胖”观念,倾向于减少食量。
老年人对肥胖的恐惧根植于国家的健康政策影响。2000年,厚生劳动省制定了《健康日本21》。

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以降、「生活習慣病(メタボリックシンドローム)に気をつけましょう」と、生活習慣病への注意喚起をいたるところから耳にするようになりました。
たとえば、スーパーに行けば中性脂肪を減らす商品がズラリと並び、テレビの健康番組や雑誌などでは「肥満」による生活習慣病のリスクや恐怖がつねに語られるようになりました。
私たちはそうやって約20年もの間、「太ったら病気になる、長生きできないぞ」という言葉のシャワーを浴び続けてきたわけです。
何度も繰り返すようですが、日本人の多くがエネルギー不足に陥っているのです。日々、必要とされるエネルギーを毎日の食事からしっかり摂取できていないのです。
とりわけ、高齢になると自然に食が細くなりますから、むしろ「やせ」が問題になります。さらに栄養が摂れなくなってしまうので、とても危険です。それが「フレイル」です。
フレイルとは、肉体的・精神的に「虚弱」になる状態を指します。肉体的には筋肉が減り(サルコペニア)、それによって筋力や運動能力が低下してしまうのです。食べ物はからだを作り上げる材料です。加齢により減り続ける筋肉も、食べて、からだを動かすことで作られます。
それを 「太るといけない」などと考えて、食事量を減らそうとするのは本末転倒。

此后,我们随处可听到“注意生活习惯病(代谢综合症)”的警告。在超市里,中性脂肪减少产品排成一列,电视健康节目和杂志等不断谈论“肥胖”引起的生活习惯病风险和恐惧。过去20年间,我们一直被“发胖会生病,活不长”的说法所洗脑。
反复强调,日本人中有很多人陷入能量不足的状态。每天所需的能量无法从日常饮食中充分摄取。尤其是老年人,食量自然减少,因此“瘦”反而成为问题。由于无法摄取足够的营养,非常危险。这就是“虚弱”。虚弱指的是身体和精神上的“虚弱”状态。身体上,肌肉减少(肌少症),导致力量和运动能力下降。食物是构建身体的材料。随着年龄增长而减少的肌肉,也需要通过饮食和运动来维持。如果认为“不能发胖”而减少食量,那真是本末倒置。

「主観的健康寿命」 という言葉をご存じでしょうか?
これは「疾患の有無にかかわらず、自分が健康であると自覚している期間」を指します。
たとえば、高血圧や糖尿の傾向はあっても、特に制限なく、快適に日常生活を送っていると自分自身が思えるなら「健康」である、という指標です。
こうした主観的健康感が悪くなると、要介護の発生率も増えるという調査結果があります。心の持ちようが明るくなればからだも元気になり、疾病の疑いや「太りすぎると病気になる」といった不安に駆られると、健康も次第に損なわれていくといえます。
国は医療費削減のためにあれこれ健康政策に力を入れており、血圧の数値をはじめとした健康診断の基準がどんどん厳しくなってきています。 その結果、本人の健康状態は何も変わらないのに、診断基準が変わったがために、"高血圧予備軍"のレッテルを貼られる人が急増しました。
健康であるにもかかわらず、血圧やBMIを気にして、無理な食事制限やダイエットをする人も増えたと感じています。

你听说过“主观健康寿命”这个词吗?它指的是“无论是否患病,自觉健康的期间”。例如,即使有高血压或糖尿病的趋势,但如果自己觉得可以不受限制地舒适地过日常生活,就算是“健康”。调查显示,主观健康感变差,会增加需要护理的发生率。心情开朗,身体也会变得健康;如果被疾病怀疑或“发胖会生病”的恐惧所困扰,健康也会逐渐受到损害。
为了减少医疗费用,国家在健康政策上下了很大功夫,健康检查的标准,包括血压数值,变得越来越严格。结果是,尽管个人健康状态没有任何变化,但由于诊断标准的改变,贴上“高血压预备军”标签的人急剧增加。尽管健康,但因为在意血压和BMI而进行无理的饮食限制或减肥的人也在增加。

ダイエットには 「食べないガマン」と「食べるガマン」 があります。
太ってはいけない、もっとやせなくてはというのが「食べないガマン」、健康のためだと、たいしておいしくもない健康食品を食べることが「食べるガマン」です。
どちらも「ガマン」である限り、ストレスはたまります。いくら健康によい食品であっても、無理やり食べるのであれば、長続きしません。私はとりたてて重大な持病がないのであれば、無理に食事を制限する必要はないと考えます。
食べたいものを、自信を持って食べていただきたいのです。おいしいものを楽しく食べるのは、誰にとっても幸せを感じるもの。そうした幸福感を犠牲にした食生活は、結果的には健康を害することにつながるのです。
炭水化物は、からだに悪いものではなく、人間が健康であるために必須のもの。もちろん、とんでもない量をバカ食いしたりすれば、健康を害することになりますので、適量を知る必要がありますが、毎日、おいしく味わっていただきたいと願っています。

减肥有“忍住不吃”和“忍住吃”的区别。认为“不能发胖,必须更瘦”的是“忍住不吃”,为了健康而吃并不美味的健康食品是“忍住吃”。只要是“忍耐”,就会积累压力。无论多么健康的食品,如果是强迫自己吃的,也不会持久。我认为,如果没有特别严重的慢性病,没有必要勉强限制饮食。希望大家自信地吃自己想吃的东西。快乐地吃美味的东西,对任何人都是幸福的感觉。牺牲这种幸福感的饮食习惯,最终会导致健康受损。
碳水化合物并不是对身体有害的东西,而是人类健康所必需的。当然,如果吃过量会损害健康,需要知道适量,但希望大家每天都能享受美味的食物。

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